【ソーシャルワークとしての「グループワーク」とは?】
グループワークとは、ソーシャルワークの共通基盤に立脚した実践であり、グループ活動を媒体としてメンバーの成長及び課題の達成を目的とする。グループダイナミックス及びプログラム活動を援助媒体として活用し、ワーカーによる意図的な専門的介入を行う。
【ソーシャル演習Ⅲの目標】
グループワークの基礎技術を習得したうえで、プログラム計画の立案と実施(Role Play)を通じて、グループワークの展開方法の基礎を習得することを目指す。具体的には、下記の内容について体験的に学ぶ。
①問題への認識と導入方法
②プログラム計画の策定
③グループのアセスメント
④波長あわせ
⑤グループダイナミクスの活用方法
⑥問題解決への取り組み方法
⑦終結の方法
⑧評価の方法
【授業計画】
- オリエンテーション
授業の進め方/グループワークとは何か?/プログラム計画 宿題あり
- 基礎技術演習①
グループ場面における「話し方」「傾聴」 教室に分かれます。
- 基礎技術演習②
メンバー間の「波長合わせ」「相互作用の促進」
- 基礎技術演習③
相互援助システムの形成
- 基礎技術演習④
相互援助システムの活用
- ロールプレイ準備①
ワーカー役としてロールプレイを行うテーマを決め、プログラム計画を考えます。
- ロールプレイ準備②
- ロールプレイ準備③
- ロールプレイ①
1グループ実施。メンバー役の学生の学びも大切です。メンバーが抱える生活課題を考え、演じることができるように努力しましょう。
- 振り返り①
ロールプレイ①の振り返り/次回のロールプレイの準備
ワーカー役はもちろんのこと、メンバーの視点から、グループワークにおける心の動きや、改善点などについて、積極的にフィードバックしてください。
- ロールプレイ②
1グループ実施
- 振り返り②
ロールプレイ②の振り返り 次回のロールプレイの準備
- ロールプレイ③
1グループ実施
- 振り返り③
ロールプレイ③の振り返り
- 全体のまとめ