ハルノさんについての話を通して、施設に入れればいいのにと思うけど、お金がなかったり施設がなかったり受け止められず入所することが出来なかったりすることを知り、だから個別の支援をしていこうとなるけど支援には限界がある、だからこそ、in the community、by the community
が重要で、それには課題の把握とメゾ・マクロへの送致をすることが必要で様々な機関や関係者による合意やプロセスをやっていくだけでは上手くいかないからメゾやマクロとのリンクが必要になってくることを知った。
生活問題は、地域の中で暮らせるように地域において支え地域によって支える、そして個別のニーズを把握し実践によって支援することが大切である。挙げられた問題に対しては、市の中で共有し合いその人に合った方法で調整をしていくが、支援には限界があり「in the community 」を継続するためには「by the community
」が必要であること、問題解決にはメゾ・マクロに流していく仕組みづくりが大切であることが今回の講義で分かった。
care in the
communityにおけるミクロの視点から捉えた取り組みについて学習したが、ミクロの取り組みだけでは支援に限界があることを再認識した。個別の問題はミクロだけでなく、メゾやマクロの取り組みも上手に活用することが必要であると心に留めておきたい。また、地域福祉の基本的枠組みとして、仕組みと取り組みがあることが理解できたが、この「仕組み」が重要な役割を果たしていると感じられた。仕組みとは組織化してサービスを提供したもののことで仕組みがしっかりと機能していなければ、取り組みが不完全になってしまうと思う。仕組みはいわば、取り組みの土台となる要素であり、活用できるサービスや政策の良し悪しによって、取り組みの充実度も影響を受けると考えた。そして、ハルノさんの個別の問題解決アプローチとして紹介されたアセスメントについても、この行為がいかに大切であるかを実感した。このアセスメントは精神や知的障害者などの、自分の気持ちを表現できない人たちの、隠れた課題を見つけ出すことが非常に重要で、難しい技術だと思った。
"非営利・ボランタリー組織の「Learning for
all」活動が、とても気になりました。この組織は「子どもの貧困に、本質的に解決を」を掲げている。ホームページを見て、なぜ、子どもの貧困が、日本という経済的に豊かな国で生じているのか?そして、9人に1人の割合で苦しさを抱えている子どもたちがいる、ということを知った。「学校」・「家庭」では支えきれず、社会資源として、「第3の居場所」を作り、食事の提供と学習のサポートをしている。 このような非営利の組織が増えていくことが望まれるが、「制度や政策として国費で対応していく」ことが前提であり、国や自治体が率先して、現状に見合った政策を、積極的に展開していく必要があると思った。包括的にサポートしていくことは、つながりをもって情報を共有していくことであるが、一人でも多くの子どもたちが、苦しさから解放されて欲しいと思った。"