【授業の目的】
社会福祉や教育、地域づくりの実践においては、自分の特性を理解することと、価値や文化の異なる他者とコミュニケーションをとり、理解を深め、相互に関わり合うことが基本となります。この演習では、ソーシャルワークの基本的技術の基礎を学ぶことを通じ、これらを身につけることを目的とします。
*1クラス18名程度の少人数クラスで、さらに4-6人の小グループで、学生同士が学びあいます。
【授業の到達目標】
①自己理解を深め、自分自身を活用しながら他者と関わるための方法を獲得する。
②他者と相互作用をはかるための基本的なコミュニケーション技術・面接技術を獲得する。
③援助実践のための基本的な文章の書き方・記録の書き方を獲得する。
④他者に取組成果を伝えるためのプレゼンテーション技術・表現方法を獲得する。
【スケジュール】
第1回 オリエンテーション・「価値観の尊重」
第2回 文章表現のルール①/人生を振り返り自己理解を深める(自己覚知)
第3-4回 コミュニケーション・スキルの基本/ライフストーリーの語らい
第5回 文章表現のルール②/援助活動と記録
第6回 グループワークの基本的考え方/クライエントとの出会い
第7回 クライエントへの関りの土台を築く(インテーク・アセスメント)
第8回 面接の構成の理解とロールプレイの準備
第9回 面接のロールプレイの実施
第10-12回 プランニング・支援の実施・モニタリング・支援の終結・事後評価新野さんの事例検討①
第12回 新野さんの事例検討③プレゼンテーションの留意点
第13-14回 学習成果の発表と討議
第15回 リフレクションと全体のまとめ
社会福祉や教育の実践においては、自分の特性を理解することと、価値や文化の異なる他者とコミュニケーションをとり、理解を深めることが基本となります。言い換えれば、自己理解と他者理解を深める視点や方法を習得し、基本的なコミュニケーション能力を高めることが求められます。この演習では、ソーシャルワークの基本的な援助技術の基礎を学ぶことで、これらを身につけることを目的とします。また自己の適性と将来を考える機会とします。