【授業概要】
この授業では、共生社会を実現するために保健・医療・福祉などのサービスや市民活動を行っている「組織」に注目し、深く洞察していきます。テキストの精読とプレゼンテーションを通じて、理論的な側面を学ぶとともに、ゲストスピーカーをお招きして、理論の現場での適用について、みなさんと一緒に考えたいと思います。具体的には、公共サービス提供組織としての特徴、制度・地域社会・利用者・市民・他の組織などの「外部環境」との相互作用の様態、コミュニケーション・リーダーシップ・意思決定・人的資源管理などの「内部環境」のマネジメントのあり方について学びます。
【学習のねらい】
組織論を中心とした諸理論を、地域の実態に即して学びます。このことにより、組織の実情に応じたマネジメントの能力を創造できる力を養います。また、組織内の人間関係や組織間関係の特徴と管理を学ぶことにより、連携・統合したサービスを提供できる基礎的な力を獲得します。
【テキスト】
『新版 組織行動のマネジメント―入門から実践へ』
スティーブンP.ロビンス著・高木晴夫監訳 プレジデント社(2009)
Stephen P. Robbins(2005)Essentials of Organizational Behavior 8th Edition. Prentice Hall.
【授業概要】
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共生社会とは何か
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公共サービスとは何か
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公共サービスを提供する「組織」:その特徴と見方
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組織行動の全体像について概説する。テキスト第1章
以下分担してレジュメ作成・発表
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個人の行動の基礎(第2章)
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パーソナリティと感情 (第3章)
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動機づけ (第4章 第5章)
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個人の意思決定 (第6章)
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集団行動の基礎 (第7章)
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チームの理解 (第8章)
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コミュニケーション (第9章)
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リーダーシップと信頼 (第10章)
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パワーとポリティクス (第11章)
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コンフリクトと交渉(第12章)